<思いやりのあるコミュニティ宣言>
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  • 投稿者:イリエワニ
  • 投稿日:2018年12月22日(土)05時32分26秒
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一方ここはプニプニ小学校。先生が教室にいる。祥太のテストを返す。

田島先生     「祥太くん!この点数はいったいどういうことなの?ちゃんと説明しなさい!」



     祥太はうつむいたまま・・・。

田島先生      「ほんとに授業中、みんなと勉強出来ない子ね。少しは信子ちゃんを見習いなさい。
信子ちゃんはもっとしっかりしてたわ。
祥太くんはどうしてこんなにドジでいろんなことをさっさとできないのか
しら。先生はこれから文房具店に買い物で出かけるからね。プンプン!」

明日香     えっ・・・・。

     先生は出かけてしまう。呆然と見送る祥太

     入れ違いに帰ってきた信子ちゃんが入ってくる。

信子ちゃん「ただいま。」

千和ちゃん    ・・・「あれ?田島先生は?」

祥太    「買い物があるって。でもすぐに帰ってくるよ。今日は僕の誕生日なんだもん。」

正先生     「あきらめな。先生はおまえの誕生日なんて、忘れてるよ。くっくっくっく。主任の敦子先生が出張だから、田島先生は気がねなく仕事も遊びもできるのさ。」

    正先生「おまえ、入学して来なきゃ、よかったよな。」

祥太    ……。

    (体中が熱くなり思わず持っていた筆箱を正先生になげつけ、部屋を出る)

正先生     うわっ。何すんだよ!

     泣いている祥太

ナレーション  正先生なんて大っきらい!

   僕は産まれて来なきゃ良かったんだ!だから田島先生が怒るんだ!僕なんかお化けの国に行っちゃえばいいんだ!     田島先生が僕の誕生日を忘れるはず、あるもんか!

        …そういいながら泣き続け、

        祥太は泣き疲れてうとうとと理科室で眠った。

        昼休み、祥太は物音でふと目が覚めた。

     廊下で部屋の声を聞く祥太

田島先生     (入ってくる。)ただいま。あら、アキちゃん。お勉強?えらいわねぇ。

      (水を持ってくる)はい。

    アキちゃん    「祥太が泣いてたわよ。今日誕生日だったのに。」

田島先生     「 すっかり忘れてたわ。アキちゃんや千和ちゃんと信子ちゃんのようにいいこの誕生日は絶対忘れないんだけど。祥太はあなた達とは全然違って、なにやらせても愚図でドジで、テストの点数も悪くいたずらっ子で…。いやになっちゃうわ。あーあ。祥太なんてだめな子、入学させなきゃ良かったな。」

ナレーション 祥太なんてだめな子入学させなきゃ良かった。

        田島先生の声は祥太の胸にぐさりと突き刺さった。

        田島先生は息をするのも苦しいぐらいだ。

        『ひどいよ、先生!!』

        叫んだつもりなのに声にならない。

        悲しすぎて祥太の心は、扉を閉じてしまったのだ。

        『気持ちが出ない、助けて!』

        けれど祥太の心の叫びに気付いてくれる人は、

        誰もいなかった。

        祥太は、頑張るぞという気持ちが、出なくなった。

     アキちゃんと千和が入ってくる。千和ちゃんは小さくなってうずくまっている。

千和     「 祥太くん、声が出なくなったって本当?」

     力無くうなづく、祥太。

信子ちゃん      (額に手を当てて)「どうしたの。こんなに熱も...。」

     明日香が口を動かす

千和ちゃん      『にゅう、が、く、

し、て、こ、な、きゃ、よ、か、った…』

         そう言ったの?祥太くん

     うなずきながらうつむく祥太。

正先生 (はっとして)「ごめんな、祥太くん。」

     田島先生が入ってくる

田島先生「祥太くん、あなたわざとやってるんじゃないでしょうね。」

     祥太が言うことを聞けないので、かっとした田島先生は
祥太を教室から追い出して強制下校させた。

田島先生「祥太くんは、わがままでみんなと勉強出来ない子なの。給食は残すし、美術館に行った時も、展示物を触るんですよ!だから教室から追い出しましたわ!」

信子ちゃん「何で追い出すのよ。祥太くんは泣いてるのよ。分かんないの田島先生。」

田島先生   「千和ちゃんには関係ないことでしょ。あの子はもうあきらめたわ。女子らががんばってくれれば、先生は大満足よ。」

      信子ちゃん 「ふざけないで!私もアキちゃんも祥太くん達もペットじゃないもん。勝手に期待されたり、あきらめたりされたら、たまんないわよ。」

千和ちゃん「このままだとダメになるわ。祥太くん、パパの実家に行こう。パパの実家に行って心を休めてこよう。自分を取り戻すの。」