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スピルバーグ渾身の一作。細部にわたる緻密な描写と、畳み掛けるようなストーリー展開で、2時間40分という長丁場も気になりません。しかし、報復の連鎖をテーマにしているだけに、内容はひたすら重く、終盤になるにつれ見る側は窒息気味。ネタバレになるので内容は伏せますが、回答を求められる現在の状況において、スピルバーグの返答は追い詰められた主人公の心情そのものだと思われる。しかし、世界が求めてるものはもっと明るいものでは。そういった意味で、「シンドラーのリスト」や「プライベートライアン」のような溺死寸前のカタルシスは得られなかった。残念っす。ので、これから観に行く人は、難しいことを考えず、007とアンタッチャブルを足してニで割った、ちょっと暗い映画を観るつもりくらいが丁度いいかもしれません。もちろんヒーローはいないが。
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